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戌の名前 展

2005年11月21日(月)- 12月10日(土)


私共成山画廊では来年の干支「戌」を表す事に長けた4人のアーティストによる「戌の名前」展を開催する運びになりました事をここに慎んでお知らせ致します。

我が国日本では古来より、年末年始にその年の干支を飾り縁起を担ぎ新年を祝い、また干支のモチーフを身に付けて楽しんで来ました。また現在世界的規模で流行しているキャラクター、マスコット的美術作品が世界に先駆けて速やかにこの国日本で受け入れられたのもこんな所に根源があるのかも知れません。

自分の十二支の7つ先の十二支の事を「向い干支」と云い、置物などを集めると出世すると云われています。「戌」の向い干支は「辰」ですから辰年の方には特に縁起の良い展覧会となります。成山画廊ではこういう古い風習に注目しつつ新しい感覚を来年も探究していく所存でおります。

今年4月にご好評賜りました松井冬子は、個展の折にも情念によって毛や爪が伸びた恐ろしくも優雅なボルゾイ犬を表した事をご記憶の方も多いと存じます。先日のアートフェア東京で土屋仁応は「宛の無い人間の欲と、強かな命」を狆の形体を借りて「座敷犬」という作品に表しました。亀井徹は象徴主義の香り、明治の油絵の香りで戌を、羽渕祐宏は永年培った染色の巧でご期待に沿う戌を表します。





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